かわいいラベルのワインとしてブログで紹介したことのあるワイナリーPodere Le Ripiのニュースです。なんとBONSAIというネーミングのワインがあるとか。
またイタリア人がちょっと東洋的なニュアンスを出そうと、知っている日本語をワインの名前に採用したのかと思いきや、なんとブドウの栽培方法もBONSAIということらしいのです。
このワイナリーのオーナーは、イタリアのトリエステにある世界的にも有名なエスプレッソコーヒーのメーカーIlly(イリー)の四兄弟の一人、Francesco Illy(フランチェスコ・イリー)氏。トスカーナ州モンタルチーノの丘陵地帯に広がるブドウ畑で、BONSAI方法を発案(?)、実施しているそうです。なぜBONSAIというネーミングなのかというと、4m×4mの正方形の中にブドウを121本植えているそうで、各ブドウの距離は40cmで、この密集度は世界一だとか。1ヘクタールに62,500本、1エーカーにすると25,300本だそうです。
化学肥料を使わないバイオダイナミック農法を実施しているイリー氏。「肥料無し+密集=地表に栄養分を見つけられない→根が急速に地中深くにのびていく」という発想からBONSAI栽培が誕生したそうですが、当初は「ちょっと頭がおかしいのでは?」と周囲では噂されていたそうです。ところが周囲の憶測とは裏腹に、このBONSAI栽培だとブドウの枯れ死にする率も低いそうです。
BONSAI栽培で誕生するワインBONSAIですが、フルーティな香りの中に、ほのかにタバコの香りが感じられ、長い余韻を楽しめるワインだそうです。
Podere Le Ripi
http://podereleripi.it/en/
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