日本のマーケットは「季節限定」「リミテッド・バージョン」「新商品」「新フレーバー」と、どんどん新しい商品が登場して、消費者をワクワクさせてくれます。「今、買わなきゃ！」と購買欲をかき立てられますよね。イタリアはその点、いたってのんびり。新商品のコマーシャルがテレビで放送されても、その商品がスーパーに並ぶには時間がかかります。目にしないまま忘れてしまうこともあります。ジュースと言えば、オレンジ（普通のオレンジジュースとイタリア語ではアランチャ・ロッサというブラッド・オレンジジュースの2種類）、ピーチ、パイナップル、アプリコットがメインで、200MLサイズになるともうちょっと種類が増えますが、日本に比べたら選択肢が少ないです。帰国してスーパーやコンビニのドリンクコーナーに立ち止まると、その種類の多さに感動して涙ぐんでしまうほどです。あまりにも種類が多く、あれもこれも試したくなり、選べずに買えないなんてこともあるぐらいです（笑）。
こんなイタリアの飲料市場に、スローフード発祥の地で有名になったクーネオ地方のワイナリーのグループが、2年の研究の後に、100％ブドウジュースを販売するそうです。ワイン王国のイタリア、ブドウは豊富にあるのに、今さらブドウジュースなんて・・・と思われるかもしれませんが、栽培されるブドウのほとんどがワインのためなので、ブドウジュースにまわすブドウがなかった？？・・・のでしょうか。
「飲んでみたいなぁ」と思いますけど、スーパーで見かけるにはまだまだ時間がかかりそうです。
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