ヴェローナに行く機会があれば必ず飲んでしまうAmarone(アマローネ)。ヴェネト州のヴェローナ近郊ヴァルポリチェッラ地方で造られる赤ワインです。アパッシメントという製法が特徴で、厳選したぶどうを3か月ほど陰干しにして、糖度が高まってから発酵、熟成させます。陰干しには日本の「すのこ」のようなものが利用され、そこに並べられたぶどうを見るのも楽しいです。
4年後にやっと瓶詰めされるというアマローネはアルコール度も高く、私のお気に入りのひとつです。イタリア語でamaro(アマーロ)は苦いという意味ですが、私は「苦い!」と思ったことはありません。フルーティな赤ワインも美味しいですが、たまには”大人の味”のワインもいいなぁという時にぴったりだと思います(ものすごく個人的な意見ですが)。
ちょっと価格が高めのアマローネですが、ヴェローナではほとんどのバールで立ち飲みできます。お洒落ではない、写真のようなごく普通の(小汚い?)バールだってアマローネはあります。しかも美味しい!さすが地元ですね。
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