ワインの栓についてはいろいろな論が展開されています。天然コルク、スクリューキャップ、合成コルクなど、それぞれの良い点、問題点がとりあげられていますが、実は王冠タイプの栓が意外(?)によいという話です。王冠タイプの栓だと透過する酸素量が少なく、合成コルクでは透過量が多いことが実証されているそうです。
とはいっても、イタリアではなかなか王冠タイプの栓は目にしません。今回見つけたのはピエモンテ州ノーヴィ・リーグレ地方にあるワイナリーCascina degli Ulivi。オーナーのStefano Bellotti(ステーファノ・ベッロッティ)氏はビオワインのパイオニアと言われているそうです。この王冠タイプの栓を利用したワインはテーブルワインのカテゴリーになるのですが、その名もSemplicemente Vino…直訳すれば「まさにワインそのもの」というニュアンスでしょうか。環境にやさしいワイン造りのコンセプトのもと、この王冠タイプの栓を採用したそうです。
Cascina degli Ulivi
http://www.cascinadegliulivi.it/
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