グラスワインかハーフボトルか・・・迷いに迷ってハーフボトルとなったディナー。理由はワインリストにあったGHEMMEというノヴァーラ地方のワインに興味があったから。ネッビオーロ80%、ヴェスポリーナ20%。ヴェスポリーナという名前の由来は、収穫時に顆粒がとても甘く、スズメバチ(イタリア語でvespa)が寄ってくるというところからだとか。栽培が難しいブドウ品種のひとつだそうです。この赤ワインはRomagnano SesiaにあるワイナリーIOPPAで造られています。ミラノ・マルペンサ空港から西へ直線距離で約30kmほどの地点でしょうか・・・ただ、車だと直線といった道がないので約60kmの道のり(かなり迂回させられますね)になるようです。
香りからは「甘口かな?」と想像したのですが、果実感たっぷり、濃厚でちょっとスパイス香も感じるような、しっかりとしたワインです。飲むと口の中に、特に舌がワインに包まれたように感じられます。私は「アーティチョークのサーモン包み、クリームソース風味」という、味のしっかりとした魚料理と一緒にいただきましたが、お魚との相性もよかったです。お肉との相性も抜群だと思います。ヴィンテージが2005年ですから、ちょっと贅沢なハーフワインでした。
ラベルを見て気付くのが、ワインの名前よりワイナリーの名前のほうが目立つこと。Gajaと同様ですね。Gajaのラベル(BarbarecoやSperss)はGAJAと大きく書かれていますが、これはワインのタイプより、ワイナリーの努力とクオリティーを評価し賞賛する、まずはワイナリーの名前を広めるといった戦略のひとつだったのだそうです。IOPPAも同様に考えたのかどうかはわかりませんが、ワイナリーの名前がまず目にとまるラベルです。
Azienda vitivinicola F.lli Ioppa
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