イタリアルネサンス期の天才のひとりミケランジェロの手書き買い物リストです。フィレンツェにある美術館カーサ・ブオナローティ(Casa Buonarroti)にオリジナルが保管されているはずです(私がフィレンツェ在住だった頃は保管されていました。たぶん、今もあると思います)。
あの天才も買い物する際にはメモが必要だったというのではなく、使用人(ご主人のお世話をする人)に買い物を依頼する時に渡していたメモだそうです。左側に単語、右側にイラストが見えます。やはり画家の血が騒いで、ついついイラストを描いてしまったのでしょうか。いえいえ、使用人が文字を読めなかったので、イラストを描く必要があったのだそうです。それにしても、このイラストで使用人はすべて買うことができたのでしょうか。少し疑問です。
左側の文字は横線で3部に分かれているので(わかりますか?)、朝・昼・夜の分を一緒に買い物するつもりだったのでしょう。パン、ニシン(おそらく薫製)、トルテッリ(パスタの一種)、フェンネルのスープ、アンチョビ、そしてワイン。やっぱりワインは欠かせなかったようですね。
☆★☆
更新情報をRSSでも配信しています。ページ左下にフィード購読ボタンがありますので、よろしければクリックしてください。
最近のコメント